lördag 15 november 2014

手打ちうどん会を終えて


保存

最近ハマっていることは野菜や果物を干すことです。りんご、バナナ、柿、さつまいもなど。思いのほか早くできるんですよ。室内干しで2日から3日でできます。今日、うどん大会で会った会員のNさん(栄養学博士)にドライフルーツについて聞いてみるとビタミンCの破壊は避けられない一方、その代わりにシイタケなどの菌類では植物ステロールが日光にさらして乾燥している間に、紫外線によってビタミンDに替えられるそうです。また、生の植物はその成分の大半を水分が占めるため、乾燥することにより成分が凝縮されるということから、同じ摂取量でも植物繊維、カリウムや鉄分がフレッシュより多く含まれているそうです。

干し物と言えば保存食としても知られていますよね。今日作ったうどんも生麺、半生めん,乾麺とあります。スウェーデンの僻地に住んでいるとなかなかおいしい生麺を手に入れることが難しい為、日本から乾麺を送ってもらうようにしています。でも今日うどんの作り方を教えてもらったので今度からは自分で作ろうかと思っています。作り方は簡単でしかも材料も特別なものは要らずここで簡単に手に入るものばかりです。うどんの作り方と今日のうどん大会のことをここで少々お話ししますね。

118日(土曜日)、大人60人、小児17人そして幼児11人の参加者がありました。過去最高の参加者数です。遠くに引っ越した方々、旧会員の方々、リンショーピング大学の学生さん達、まさに老若男女が一堂に会しました。場所はリンショーピングのJohannelund教会をお借りしました。

材料:
vetemjöl(中力粉)500g
ぬるま湯 240g
塩 大匙2より少し少なめ



1)パン捏ね用のミキサーで捏ねること5分。



(まとまるまで手でこねてもOKです。)


2 )ビニール袋に生地を入れ、足で踏み踏み 15分。


平らに広がったら、ひとまとめに丸めなおしまた再び踏んで広げる




ということを何度か繰り返します。


3)時間があれば、室温で半日(一晩)以上 寝かせておく。




(丸一日から二日でも)

生地の熟成のためです。



4)生地を麺棒で伸ばして、屏風だたみにして切ります。



パスタマシーンを使うと簡単にきれいに仕上がります。

5)たっぷりのお湯でゆでましょう。茹った麺は冷たいお水でぬめりを取って、

温冷お好みのおつゆで召し上がってください。


子供たちが元気良く足踏みしている間、来てくださった方々に普段あまり機会がないので日本人会について聞いてみました。実はオステルヨートランド日本人会は一時イベント参加者が急激に減り、会員数も伸び悩んでいます。実際今日も多くの参加者があったのですが非会員の方が80%でありました。会を存続出来るか、どうすればできるのか、それが目下役員の悩めるところであるのです。

日本人会に求めるもの?: 子供の日本語サポート、日本文化のイベント、子供が文化を知ることが出来、それに触れることが出来る場にしてほしい。日本文化の多国人への紹介。

どんな企画をして欲しいか?: 食に関するイベント、例えば日本料理を作る、餅つき、運動会、盆踊り。

会員にならないのはどうしてか?: “日本人会”で人間関係に苦労したというブログを読んだので。子供がいないから(子供の為のイベントが多い)、短期滞在だから。

日本人会はあった方がいいか?: あった方が良い。情報交換出来る、先輩(先に住んでいる人たち)に色々教えてもらえる。日本語が話せる。オステルヨートランドは日本人が分散しているため知り合える機会になる。子供が日本語や日本文化を体験できる。スウェーデン人(他国人)に日本の文化を知ってもらえる機会になる。

以上のようなお話を頂きました。

うどんがそんなこんなしている間に出来上がりました。小麦粉10キロ分を皆で作り、茹で(この作業が一番大変かも)、食べ、満足したところでデザート、白玉団子の登場です。アイスクリーム、あんこそしてフルーツを添て。満腹満腹。最後は三本締めで楽しい一時は終わりました。

昔から人間はどうやって食べ物、建物、組織などを保存するか苦心してきました。考えて、試して、また考えて、その繰り返しです。今日少し残ったうどんは冷凍保存しました(あっ、干してみれば良かった)。日本人会もこのまま”保存”できたらいいな。